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執筆者の写真seikanyasunaga

はやかけん、nimoca、SUGOCAの仕訳

福岡では交通系ICカードとして、はやかけん(福岡市営地下鉄)、nimoca(ニモカ・西日本鉄道)、SUGOCA(JR九州)があります。


その交通系ICカードのチャージ時、使用時の会計処理をお伝えします。

(消費税は税込法)

 

【原則】

①業務時の交通機関利用のため10,000円チャージした時の会計処理は以下になります。


(借方)前払金10,000円/(貸方)現金10,000円


②福岡市地下鉄で640円で使用


(借方)旅費交通費640円/(貸方)前払金640円


ただ、この仕訳を1回交通機関を利用する度、毎回仕訳するのは頻雑です。


以下の【例外】のほうが、中小企業ではよく使われています。

 

【例外】

①業務時の交通機関利用のため10,000円チャージ


(借方)旅費交通費10,000円/(貸方)現金10,000円


②福岡市地下鉄で640円で使用


仕訳なし


こちらの方法のほうが、仕訳は楽ですね。

 

ただし、この【例外】を使用する場合は、考え方として以下の条件があります。


・ICカードは業務時の交通機関の利用のみに使用

・チャージ料金が少額


特に決算日近く多額のチャージをして全額経費処理をしてしまうと、税務調査時に突っ込まれてしまうので、決算日近く多額のチャージは近くにするのは止めていた方がよいです。

原則的に未使用分は経費にできないからです。


また、交通系ICカードを利用して、個人的な飲食代をコンビニで購入した等と疑われないためにも、【例外】の方法はICカードは業務時の交通機関の利用のみと限定したほうが良いでしょう。

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