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執筆者の写真seikanyasunaga

労働局の労働時間監督指導動向

事業場9割で法違反

技能実習実施者へ監督 (島根労働局)


島根労働局は、外国人技能実習生を受け入れている事業場に対して令和3年に行った監督指導結果を明らかにしました。

監督指導を実施した90事業場のうち、86.7%に当たる78事業場で労働基準関係法令違反がみつかりました。

2年連続で前年比10ポイント以上増加しています。

 

主な違反事項は

①「年次有給休暇」が24.4%(前年比18.0ポイント増)

②「賃金の支払い」20.0%(同14.9ポイント増)


年次有給休暇に関する違反は

●「5日以上取得させていない」

●「年休管理簿を作成していない」などがみられました。


違反率の大幅な増加に対して、同労働局は、「平成31年に施行された年休取得義務化に対応できていない事業場が多いことが理由として考えられる。また、島根県は人手不足が深刻化しており、今働いている人の負担が大きくなってしまっている」と述べています。

 

都道府県、業種に関わらず人手不足だと思われます。

人材確保、定着のためには年次有給休暇の管理は必須と言えるでしょう。

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